『叛逆』2回目観てきましたよっと。とりあえずつらつらとメモ

・ネタ割れてこういう話ですよって思って観たらすんごい面白かったです。



以下、ネタバレ








・全般的にクドい画面なんだけど、そういうものだって覚悟してみたらすんなり見られました。正直、マミさんとほむらの戦闘シーンですら一回目はクドくてあんまり面白く見られなかったけど、今回は楽しんで見られました。

・でも変身シーンでマミさんの首取れてるって本当だったわ…。最後のポーズが孵化直前のグリーフシードそっくりで気味悪いと思ってたけど、より気持ち悪いことに気付いてこれは初見よりよりゲンナリ

・変身シーンは全般的に気持ち悪くて、どの子も魔女の意匠が色濃く出てますよね。途中でポップで可愛い系の手塚治虫っぽいタッチになったりしてるのがまた不気味さに拍車をかけてるし、意図的にそうしてるんだと思いますが、怖いですよね。かわいいとこわいは紙一重。本当は怖い魔法少女

・最初はこの子達みんな魔女化してて、魔女結界内の風景や狩りの光景を魔女の視点から見てるのかと思いました(当たらずとも遠からず)。

・ほむほむの転校でのさやかのガチの驚きっぷりは、ほむらが魔女と知っていたからこそなんでしょうね。まさかこんな形で現れるとは、繰り返すとは、流石のさやかちゃんにも見抜けなかったわ(五車星・海のさやか)。

・ほむマミ戦後のほむらとさやかの会話。「ただ魔女だからって理由で殺すつもり?」これ、オクタヴィアがほむらに何度も殺されてるであろうことを考えると凄く突き刺さる台詞。ほむらはこの時点では思い出していないみたいだから気付いてないけど、後でマミさんのこと思い出したようにオクタヴィアのことも思い出したのだろうか?

・ほむ魔女化後の、頭半分がないほむらのカタチの頬に手を添える杏子の表情ヤバい。杏ほむキターって単純に喜ぶのが憚られる痛々しさ。でも杏ほむキター!!

・断頭台に向かうホムリリィ。リボンだけが体の意志に反するように地面を引っ掻いて留まろう、戻ろうとする。赤ではなく紫のリボン。三つ編みを結んでいたリボン。

・真実を知った杏子とさやかの語り合い。恋人繋ぎ。
さやか「心残りなんかないつもりだったけど、あんたを置き去りにしたことはやっぱり気になってた」
 これはマジュウ世界での話なのか、それとも、まど神様の世界再編の際に自分は「これでいいよ」と円環の理に導かれることを選んだことなのか。両方かもしれない。マジュウ世界のホーム前が存在するのかどうかでも意味合いは異なってくる。杏子がさやかが友達になって仲良くしていたというマジュウ世界の記憶が、単にまど神様にそう植えつけられた記憶であった場合、杏子とさやかが本当に友達をやっていたのは、今回の結界世界でだけということになる。さやかの杏子に対するあの過剰なフレンドリーさというのは、だからではないのか。
「夢っていうほど悲しいものでもないよ」

・窓の外からほむらの救済のために差し出されるまど神様の手は傷だらけ。3周目のワルプルギス戦のときと同じところに傷がある。

・ほむらの言う「本当のまどか」とはやはり一周目のまどかなのではなかろうか。3周目で魔女になりたくないと自分を殺してくれるようほむらに頼むまどかというのは、ある意味、ほむらのループによって作り出された存在だ。余計な真実や記憶や経験を与えなければ、勇気を振り絞って絶対にしたくないことを出来てしまうまどかにはならない。生まれた時から籠の中に閉じ込めて空に触れさせなければ鳥は飛ばない筈だというような妄想、信仰。

・感情が追ってくる、輝き(嘆き?)と後悔しかないのが魔女。ルミナス出来ないという絶望が永遠に続く。終わりのないのが終わり。これがゴールドエキスペリエンス・レクイエム。

・ほむらが素直に円環に導かれてたらそっちの世界でルミナス出来てたのかなぁ。

・ほむらが愛よ!っていうシーン、『ドスペラード』の最終回を思い出した。童貞力の極限というかなんというか。「その時、モエが発動した!」<これ自体『イデオン』最終回の「その時、イデが発動した!」のパロディなんだけど

・さやかちゃん主体で観ようと思ったけど、思ってたよりさやかちゃんの登場シーン少なかった。でも、結界世界のこと全部わかってるのはさやかちゃんだけで、結界世界での生活はいつか終わるもの、自らが終わらせるものだって覚悟して臨んでいるのだと思えば、色々と腑に落ちる点が。誰に対しても今回のさやかちゃんは過剰なまでに優しい。誰かさやかちゃんにも優しくしてやれよって思うくらいに。

・でもさやかちゃん自身からすれば、「これで充分」どころか十二分なんだろうなぁ。ありえない筈だった仁美や恭介との再会、正義の魔法少女としての活動。多分、実際に触れてみてわかった杏子のさやかへの想いってのもさやかの想像以上だったろうし、ほむらも自分と仲良くしてくれてたし…。

・円環シーンの馬車(いや象車か)のさやかとなぎさ。なんかワルプルギスの前座のパレードっぽい。濁りきったソウルジェムを回収して回るまど神円環様と対になるような感じで、ワルプルギスもなんか人の命とか絶望とか回収して回ってたんだろうか。

・マミさんがほむほむにリボン巻きつけて時間停止に巻き込まれるの防いでるの、序盤に一緒に戦ってまどかとティロ・デュエット・リリースとかやってたときの方法をそのまま応用してるのな。あれ多分、敵として戦うときの為に練ってた策じゃなくて、なんかあったとき(停止した時間の中に侵入してくる敵とか、停止時間中のドジほむが致命的なドジをしそうなとき)に助けてあげるための命綱として練ってたものだと思う。

・そういえば、一話で黄色いリボンを選んだ世界線のまどかってどのくらい本編のと違ってたんだろう。

・湾岸をフェアレディZで走るほむらとか、ティロ・フェラーリで走るマミさんとかがバトルするチューニング・カーの薀蓄とポエムが満載の漫画ください。

あとでまたなんか思い出したり思いついたら書こうっと。そろそろパンフも読むべきか。