ほむらとマミさんのこと(叛逆ネタバレ雑談)

ふと思い立ったので久しぶりにこちらでネタバレ話。





以下、ネタバレ





作中最大のハイライトの1つであるマミさんとほむらのガン=カタバトルですが、実は根底として疑問を覚えるところが一点。

マミさん「魔女なんて知らないわ。私達の敵はマジュウ、でしょ」

このマミさんがマジュウ世界のマミさんであり、杏子と同様、魔女や鹿目まどかのことを知らないというのは作中で語られている通り。

マジュウ世界では銃使いのマミさんと槍使いの杏子、そして弓使いのリボほむが共闘していたことが伺えます。少なくともさやかが円環の理に導かれる戦闘では一緒にマジュウと戦っていて、さやかのことで声をかけあうくらいの仲ではあったわけですね。

さて。

では、どうしてマミさんは、マジュウ世界には存在し得ない筈の、ほむスピナーから銃を取り出しそれで攻撃を仕掛けてくるクーほむに驚かず、動きを読み合える程度に互いの手を知り尽くしたかのような、息の合った攻防を繰り広げることができたのでしょうか?
マジュウ世界のマミさんが知っているほむらは弓使いのリボほむであって、クーほむではない筈なのに。

仮定としては、

マジュウ世界のほむらがリボほむ、弓使いとなったのはさやかが円環の理に導かれてからであり、それ以前は魔女世界のクーほむと同じようにスピナーと時止め、銃で戦っていたのだ――とか、

ナイトメア世界はほむらの結界であり、その意志や願望、記憶が入ってきたものに影響するためだ――とか、

幾つかの事情が考えられますが、

なんにせよ、個人的には、やはり魔女世界の住人とマジュウ世界の住人は繋がっており(或いは改編されただけの同一人物であり)、本編最終話でまどかの名を聞いて懐かしいと思う詢子さんのように、それが現出したシーンなのだろうな、という解釈です。
再改編後のマミさんや杏子もそれと同じように、魔女世界、マジュウ世界、ナイトメア世界の全ての記憶を、思い出せないとしても魂に刻んでいて、何かしらの事態には、たとえ本人が気付かないとしても、マミさんがクーほむの動きを読んだように、それが発揮されたりするのではないか、されたらいいなあ…と思っています。