入力を止めたら落ち着くかと思った? 残念さやry

取り敢えずまどマギのまの字も今の身には毒なので排除するべくTwitterから離れたわけだが(依存症なのでPCの電源を切ったとしても放っておくとケータイから無意識にTLを見てしまうのでアカウントを削除した)、しかしTwitterという入力系は出力系とセットになっていたため、出所を失ったあれやこれや中身に巣食っているモノたちがぐるんぐるんと渦巻いて内圧が溜まって死にそうになったのでここを出力系にして吐き出すことにしたわけである(最初はラーメン大陸に吐き出そうかと思ったがアカウントは消してしまったのだった<どこまでTwitter依存症なんだよ)。
まぁ本当はこういう内圧は溜めに溜めて創作活動とかに回せればいいのだろうけれど(亀の人のドット絵とかもそういう風にして生まれたのだろうなあ…。今ならよくわかる)、特に芸がないのでまぁいつも通りに言葉を吐き出すだけである。つまらない男…。





フィクションが現実の生活に支障をきたすというのは信条や信仰的には万々歳な事態ではあるのだが(あずまんの人が危険視もしていた、人間としての生物としてのまずさにもまた一歩近づくことであるわけだが)、今回のコレは単純にフィクションの内容に影響を受けているわけではなく、それが個人的な過去の体験に重なっていることによって記憶が呼び覚まされたという部分も大きいように思うので、その点に於いては素直に喜べないし純粋に作品を味わうことが出来なかったことを残念にも感じる。





知っている人は知っている通り、僕はネットで知り合った人間2人を自死によって喪っている(知っている人は此処から先は不愉快になるだろうから読まないで欲しい)。
こんなことを不幸自慢のようにこうして書けるのは、彼と彼女に対する距離が遺族や他の近くにいた人程には近くはなかったからであり(何しろ彼女に関してなど、初めてリアルで会ったのは彼女自身の葬式だったくらいだ)、泣く程の悲しみを得ていないからであるのだが、多分、だからこそ2人の死という喪失についての感情を解消できないまま今日に至っていたのだと思う。
いや感情の解消以前の問題だな。未だに混乱していると言ったほうが正しい。
初めに知ったのは彼女の方だった。当時彼女と付き合っていた友人から知らされた。ちなみに彼のことは僕も好きで、だから彼女と彼のことについて話した時は不思議な気持ちだったのを憶えている。そもそも彼女は元々は僕の書く文章のファンで(エロゲレビュアーで異性から「ファンです!」突撃食らう人はそうそういないと思うぞ。自慢。まぁ、本質的には僕が熱を入れあげてレビューし同人誌を作っていた『ONE』のファンでありその作者の麻枝准のおっかけであったので意味合いとしては大したことはないのだが)、彼と出会わなかったら僕の方を好きになっていたかもしれないとかそういう話もあったわけで、更に別の彼と彼女の近くにいたもう一人の友人と合わせて、なんだか古代進と島大介と森雪みたいな関係だったのだ。jesちんに言わせればサークルクラッシャーの女そのものだったが。
彼女が自殺したと知った時に僕はjesちんに泣きついた(と言っても泣いたわけではなく感情の整理をするために半ば強引に話を聞いてもらった)。その時ちょうど彼は父親を亡くしていたにも関わらず、そのことを伏せたまま僕の話を聞いてくれた。彼の心情を窺い知ることは出来ないが、僕は感謝と申し訳無さと憤りと負い目を彼に抱き続けてもいる。
彼女の葬式に出て、以前約束してくれた大空寺あゆのコスプレではなく花に埋もれた格好で出向えてくれたその頬に触れ、彼女の遺稿集を作ろうとか相方さんの意向で中止になるとかいう流れの中、落ち着いたと自分で思えた段階で彼、しのぶさんにメールを出した。そのメールへの返信の中で僕は、彼が「彼女の自殺」と前後して亡くなっていたことを彼の妹さんから聞かされる。
そこら辺からの記憶はもう曖昧になっていてうまく思い出せないのだが、僕は彼の妹さん(ちなみに彼女は僕より歳上なのだけれど「妹さん」であって、『School Rumble』で播磨が塚本八雲をそう呼んでいたのもあって色々とそこでも混乱した)と連絡を取り、彼の家族と会って話をし、彼の墓に手を合わせ、彼の遺稿集が出版される際の手助けをした(なので書籍版に出てくるオタ系の作品表記や注釈に間違いがあればそれは全て僕の責である。その過程で妹さんに好意を抱いたりそこに自責の年を抱いたりヘタレたりとかもこの頃のことを思い出したくない原因であろう)。
本の出版で何か気持ちの整理や決着がつくのではないかと思ったがそんなことはなかったようで。
同時期に起こった彼女と彼の自殺と遺稿集作成とjesちんの親父さんの死とjesちんのその後の音信不通は今も僕の中で混濁しているのだと思い知った次第で、頭が痛い――というのが、まぁ、今回の件の一面であり、この混濁がそれを呼び起こしてくれたフィクションの内容とも混ざり合ってしまったよくわかんねえというのが正直なところである。

リアルに頭が痛い。