KEYネタバレ掲示板1999 その2

Message Of Kanon

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このスレッドは
No.10344『KANONのメッセージ性』
http://key.product.co.jp/cgi-bin/minibbs3.cgi?view=10344
に投稿しようとしたのが、あまりに長くなったので別途投稿という形になったものです。
というわけでそちらを参照してからこのスレッドをみてね
あと、かなり長いです。

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避雷針さん、はじめまして。パラ(PARA)と申します。
「祐一現実逃避説」という見解から馬鹿な(私は本気だが)考察をしております。
なぜこのような見地から自説を述べているかというと
1.今までに指摘された矛盾点が実は矛盾点でないという事が指摘できる(多分)
あと、演出・構造の両方面に納得できる案をだせる
(自説の補強に(余談)として逐次紹介しています)
2.それによりKanonのメッセージが明確になる
(こちらが重要)
というわけで、最終的に立ち上げるつもりだったスレッドの内容も含めて
(この物語の言いたい事はどういう事だったかといった内容)こちらにのせようと
思います。避雷針さんの考えに一定の解答を与えるものであると思います。
>KANONがドラマである限り
>明確なメッセージが1つは欲しかったと言うのが本音です
という考えに全面的に賛成します。何か伝えたいものがあるからドラマなるものを
作るのでしょうしね。それが創作という行為の原動力になるのでしょう。
KANONがドラマであるというのは演出方面から見れば明らかでしょう。
No.10206『奇跡……とは?』
http://key.product.co.jp/cgi-bin/minibbs3.cgi?view=10206&page=10293

No.10318『あゆと祐一に思うこと(復刻版)』
http://key.product.co.jp/cgi-bin/minibbs3.cgi?view=10318&page=10501
の私のレスに自説(特に言いたいやつ)がのっているので見てね。
(とりあえず宣伝しておきます)(爆)

KANONは名作?
私はそういう定義付けをしません。直感で面白そうと思ったら買うタイプの人間
ですので。まあ、他人がどう思おうと知ったこっちゃないというのもありますが。
よってこれについては答えられません。友達と話す時も「これ面白いからやって
みー」とか言われるだけ。

KANONのメッセージ性
結論から先に言いますと
「いったいこの世に本当に現実を認識している人がどれほどいるのだろうか?」
(↑これは現代人の抱える重大な問題の一つであると思ってます)
それに関連するものの一つ「現代人の抱える心の欠落について」だと思います。
(祐一の心の欠落は7年前の記憶と明確に与えられています。)
この問題をアダルトゲームで取り上げる事は非常に意義のある事だと思います。
まあ伝わらなけりゃ意味ないが(というか私の意見間違ってる可能性大)
避雷針さんが戦争について取り上げたのもこういう意図があったのでは?私は
あまり戦争というものを知りませんが、国家国旗法案についての教科書改定を
するくらいなら(確か「自国の国旗を尊重するのは当然のことながら」の一行
をいれるため)南京大虐殺における日本人の非道の数々を載せるために教科書
改定をしてほしいとは思います。今の若者が戦争を知らないのは教育制度にも
問題があると思います。(テレビでみたのですが、8月15日が終戦記念日
知らない若者が結構いたのには驚かされました。とにかく暗記が嫌いで、中学
のころ社会の歴史が嫌い(苦手)だった私でも知ってるのに)
まあ今の政府って戦争を起こそうとしている風にしか見えないですね。
ってなんか的違い?というわけで戦争(?)関連の話題は私は終わります。
やはり戦争にたいしては実感はもてませんね、残念ながら。

以下、何故祐一が現実逃避していると思ったかの説明をいたします。

これを言うのは卑怯かなーと今まで思っていたのですが書きますね。
私は小学校時代いじめにあい、そのせいもあってか中学校時代は現実というものを
希薄なものと認識していました(これを現実逃避というかどうかは人それぞれ。
私は現実と全然向き合っていなかった、現実逃避のようなものであったと思う。)
(↑ONE、Kanonの主人公がそうだったのは驚きました。)
とにかくこの世に自分の生まれてきた意義というものを必死に模索しましたね。
結局未だに見つけてはいませんが、これからそれをつくろうかなと思ってます。
そしてKanonの考察がその第一歩であると思ってます。
>その頃のわたしは空虚だった。
>本当の自分は、自分の体の中にはなく、その上を飛んでいたのだから。
>自分の体の中に自分が居てこそ、感動や驚きはあるのだな、と実感した。
>離れて見ていると、本当、客観的で、人ごとのように思えてならなかった。
佐祐理さんの独白の一部分です。これまんま中学校時代の自分でした。驚き
ました。自分を客観的にみるというのは非常に大事な事だと思う。それによって
自分を取り巻く状況が把握できるかも?(って何か的外れな事言ってますね)
まあそういう経緯もあってか現実逃避については他の人よりは少し身近に感じます。
心理学方面には全然詳しくありませんが。

・さて、祐一は本当に現実を把握しているのか?
1月7日の祐一の心の独白は結構見落とされがちですが、祐一というキャラクターを
考える際に極めて重要であると思います。
(変わったのは、俺の方か…)とかね。他いろいろあります。
祐一が当初感じた違和感は祐一が現実と非現実の境目を漂っているからでは?
これが学校生活という日常やヒロイン達との出会いにによってどのように変化
していくのか、つまりKanonはあくまで祐一のお話なのである。
さて、祐一の心のベクトルが非現実の方に傾いている時は祐一のせりふや心の
内はあまり信用できません。この時は祐一を取り巻く状況や祐一以外の人のせりふ
から現実を判断した方がいいように思います(祐一が完全に非現実の世界に行く
までは他の人のせりふは信用できます。エピローグ・あゆやエピローグ・栞の後半
部分は祐一の作った完全なる幻である(と私は思っている)のでこの場合は他の人の
せりふもあてにしない方がいいでしょう。祐一が実際に聴覚で聞いたわけではなく、
祐一の頭の中の想像に過ぎないのですから。まあ他の人も非現実の方にベクトルが
傾いていればその人の言葉も現実を把握するという点では信用できませんが、そんな
人は(ゲーム内の時間にもよりますが)ほとんどいなかったと私は感じました)
結局、名雪シナリオを除いて祐一の心は非現実の方にベクトルが傾いて周囲(現実)から
「浮く」のです。(学校関連のイベント(テスト)が後半に起こらなくなるのはそのため
かと思う。物語をクローズアップしたとはあまり考えにくい)
名雪シナリオにおいてのみ(多分)1月28日に
>今、目の前にあるものが現実…。
>それだけは、決して変わりようがなかった。
という現実を把握しているかのような文がでてきます。

以降、あゆは7年前に死亡、栞も死病にかかっておりまもなく死亡という見方で
論を展開していきます(そうしないとメッセージに説得力がなくなる)

それでは、各シナリオの解釈(というかそのシナリオが言いたかった事)を載せたいと
思います。私なりの考えです。詳細に説明すると長くなるので簡潔に書きたいと思う。
(本当はもっと書きたい事があるが長くなるので)
とりあえず久弥氏のシナリオのみ。(エピローグ・○○についての流れのみ)
・共通の過去
祐一はあゆと出会い、互いに恋をします。しかし運命は残酷かな二人は別れなければ
なりませんでした。そしてお別れ会当日、あゆ木の上から落下。あゆは死亡します。
祐一はその目の前の現実を受け入れられず幻を選びます。そして心の欠落。このあたりは
No.10205『羽根あゆの正体』
http://key.product.co.jp/cgi-bin/minibbs3.cgi?view=10205&page=10347
を参照(さらに宣伝)(爆)
心の欠落により祐一は人の死といったものを実感できなくなります(ここが重要)。
そしてそれを癒せぬまま7年という時が過ぎます。それでこの街に再び帰ってくるのです。

名雪シナリオ
(解釈)
現実を直視した上で努力すればきっと現実は良い方向へ流れていくよ。

・栞シナリオ
(解釈)
現実(この場合栞の病気)を認識しなければ、現実は変わらない。
奇跡などあてにすんなー。

なんか栞シナリオってONEの瑞佳シナリオと言いたい事が一緒のような気がする。
現実を認識しろーという所で。

(余談)現実を示した鋭い一言
栞「起こらないから、奇跡って言うんですよ」
瑞佳「いなくなるんだよ」(←この言葉はいつ見ても痛いです。やばいよ)

・あゆシナリオ
(解釈)
過去も現在も受け入れなければ現実は何も変わらないよ。
いつまでも幻にすがってちゃいけないんだよ。

この3シナリオは相互に補完しあっています。本当に書きたかった(伝えたかった)
のは名雪シナリオだと思うが、それ単体じゃわかりにくい(ちゅうか絶対わからん)
ので対比としてあゆ・栞シナリオがあるのでは?
・あゆシナリオにて
7年前の事件およびそれによる祐一のトラウマ(心の傷、欠落)
過去の幻にとらわれたものの末路(なんかいやな言い方ですね)
・栞シナリオにて
人による現実の認識の度合いの違い(奇跡などについて)
あと、現実を認識しろーとか奇跡をあてにすんなーとかそんな所
奇跡をあてにして現実を直視しなかったものの末路(これもいやな言い方ですね)
を書いた上で
名雪シナリオにて
現実を直視し、その上で努力したものに訪れるささやかな幸せ

このような事を書きたかったのではないでしょうか?今日的なテーマだと思いますし。

『現実にはほとんどいい事なんて起こってない。世紀末はやってくるし、ガイドライン
法案は通るし、今の政府は戦争を起こそうとしている風にしか見えないし、高齢化社会
は進むし、通信傍受法案が通ったら気軽に電話やネットするのも不安だし、それこそ
プライバシーの保護はどうなんねん。でも、でもね、そういった事から目をそむけて
何もしようとしなければ、結局現状はよい方向にはいかないんだよ。奇跡なんぞあてに
してはだめ。現実を見ようよ。そして私たちができる事を何か一つでもいいからやろう。
そういったものの積み重ねがやがて「奇跡」と呼べるような出来事に繋がるんだよ』

「ちょっと意味ありげでかっこいいですよね」(爆)

この案に対し何か少しでも感じる所があってもらえれば嬉しいです。


No.11612 by パラ [osacc-08p59.ppp.odn.ad.jp] at 1999/8/27(金) 19:00 削除
(続き)

(参考図書)
1、今月号(10月号)のエースAの新世紀エヴァンゲリオン(立ち読みしてきた)
構図的にKanonに似てるなーと考えたのは私だけ?祐一とシンジが似ているというわけ
ではなく、過去に起こった出来事(その人にとって大切な人が目の前で死んだ)から
目を背けようとする所が。あとKanonの言いたい事は加持さんが言っている事と同じ
様なものでは?と思います。
「現実から目を背けていては何も解決しない。現実を変えようと願うのならば、
まず現実を直視すべきだ。話はそれからだ」的な事を言っていたと思います。
(↑私の解釈です。本当に言った言葉はちがいます。)
Kanonにおいてはこの言葉を次のように解釈しました。
「祐一はまず死というものを認識しなければならない。そうしなければ現実では生きて
いけないよ」

2、富士見ファンタジア文庫カレイドスコープの少女」内藤渉
この本は前に『あなたの感動した本は?』とかいうスレッドで私があげたものです。
さて、このラストで出てくる言葉
「意気込みだけでは現実は変えられない。だが、意気込みがなければ、現実は変えられ
ないはずだ。」
英語の諺“Where there's a will,there's a way.”(意志ある所に道は開けり)に似た内容
ですね。

(余談)努力について
避雷針さんが「この程度の努力で、あんな奇跡が起きるのか(凶悪発言)」と言ったのは
上の言葉の前半の意味で言ったのでは?事実、私もそう思います。もうすぐ死ぬ栞と一週間
すごすのに栞の病気の認識があいまい(はっきりいって栞が死ぬだろうという認識をして
いません。祐一も苦しんでいるという案もありましたが、本当の苦しみではありません。
祐一には恋人の支えとなる、というやりがい(自己実現はちと違うかな)による達成感があり
そこまで苦しまなかったのでは?香里に栞を妹と認めてやれとか香里の気持ちを考えてない
無神経な事言ってますし。栞の支えになろうとするのは結構だが香里の事も考えろよと思う。
「何も変わらないのよ。あの子が、もうすぐ消えてなくなるという事実は」
「最初からいなかったら、こんなに悲しい思いをすることもなかったのに…」
「あの子、なんのために生まれてきたの…」
香里にここまで言わせる程、栞の人生には未来がないのです。多分、祐一が行っている努力より
それこそ死にもの狂いの努力をしたのでしょう(あれだけ勉強できるのは医学関係に進もうと
思っているのでは?栞の事もあるし)。それでもだめだった。だから妹などいないとい思うしか
なかった。そうするしか方法がなかった。心が現実につぶされぬように、弱い心を守るために。
(7年前の祐一もこのような経緯であゆが死んでなどいないと思うしかなかったのでは)
はっきり言って祐一が香里に「妹の事を認めてやれ」などと言う資格はありません。
香里以上の努力をしているとはとてもじゃないが思えません。見当違いの努力です。

1月29日、喫茶店での出来事で「ふたりを自分のテーブルに呼んだ」を選んだ場合、
>「余計なお世話じゃないわよ…」
>「だって、栞は…」
>「あたしの妹なんだから…」
このせりふをどんな気持ちで言ったのか、心中穏やかではなかったのでは?
SSになりますね、この時点での香里の心情をかなり正確に読み取れたら。
私が思うに少なくとも香里は栞という妹の存在を全面的に認めたのではないと思います。
この後、かえっていく香里という姉を見てつぶやく言葉
>「…ばいばい、お姉ちゃん」
も名ゼリフですね。姉と本当の意味での決別ができたのだと思います。この点は栞も
救われたので祐一の見当違いの努力もまんざら無駄ではなかったかもしれない。

ちなみに「そのまま、視線を逸らした」を選んだ場合、
>今、この姉妹を引き合わせても、悲しい邂逅になるだけのような気がしたからだ。
>栞にとっても、香里にとっても…。
こちらが現実的な判断です、結果としてどうあれ。

祐一は栞が死ぬという現実から逃げているのです。これで奇跡など起こりようもありません。
少なくとも栞シナリオにおいては「めったに起こらないから奇跡」という意味で奇跡という
言葉を使っています。しかも祐一は栞の病気を悪化させる方面の努力しかしていません。
(たとえそれが栞の心の支えとなるための努力だとしても。私はなってないと思うが)
それでは栞の病気が奇跡で治るという風な物語の流れははっきり言っておかしいです。
せめて栞の病気が治る方面の努力を一つでもしないと(まず栞の病状をきちんと把握する。
香里に聞いたり(といっても祐一のような性格の人には香里は詳しい事は話さないかも
しれませんが)、病院に聞きに行ったり、本で調べるなり何か方法があったはずです)
奇跡がどーのこーのいう前に話の流れから栞の病気は治りません。ここらへんは重病人を
家族に持つ人などに聞いてみるといいでしょう。きっと「この程度の努力」と言うでしょう。
(本当に聞かないでくださいね、失礼だと思います。想像すればわかる事だと思うし)

3、東京書籍「ひかわ玲子のファンタジー私説」
Kanonの考察をするにあたってこの掲示板を見ているとファンタジーというものがどのような
ものであるかかなり考えさせられました。私の中でファンタジーの位置付けが曖昧だったので
特にね。「ファンタジーって何だろう」とか思いながら本屋さんの中を歩いているとふと目に
とまったのがこの本だったのです。昨日買いました。中を見てみると私がここで言いたかった
ファンタジー物語の整合性や現実性についてめっちゃわかりやすく書いてありました。
この本の中で心に残った言葉(といってもまだ少ししか読んでませんが)
「言ってみれば、ファンタジーとは、よくできたたとえ話なのかもしれません。
語りたいものがあって、それが現実の中に語るべき言葉をもたない時、(中略)
ファンタジーの世界も現れるんじゃないかな、と。心からの欲求として」
あと、
「ただし、その世界では、そこに咲く花のひとつにまで意味が付加されていきます。
無意味に咲く花はひとつもなくなっていくのです。」
Kanonにおいてはあゆの一人称が「ボク」なのも、名雪の性格がおっとりしててさらに
ねぼすけなのも、あゆの羽根やリュックについても、すべて何らかの意味が込められていると
いう事です。皆さんもそういう事も考えてみませんか?ドラえもんでもいーので(笑)

(余談)秋子さんの事故の(物語構造上の)意味
これは祐一が死というものをきちんと現実的に認識するきっかけになったと思う。
逆に名雪が母の死かもしれない状況から逃げようとする。7年前のゆういちが
あゆの死亡(らしき状況)から逃げようとしたのと同じ構造です。
>(…まるで、あの時の冬と一緒だな)
>絶望して…。
>拒絶して…。
>そして…。
>(…全部、忘れて)
>あの時と、ふたりの立場が入れ替わっただけだ。
>俺と、名雪の立場が…。

で、今度は秋子さんの事故により名雪が現実(死)から逃げようとします(ドラマですね)
>「…祐一、奇跡って起こせる…?」
に対し、祐一が答えたせりふ(テキストに出てきてないので詳しい事はわからないが)
(↑祐一が目覚しに吹き込んだせりふ)
>俺には奇跡は起こせないけど…
>でも、名雪のそばにいることだけはできると思う
ときちんと現実(人の死など)を認識した上での答えを返しています。
もし秋子さんが死んでもこの時点の祐一ならきっと乗り越えて名雪を支えられるでしょう。
(SS掲示板に「ひとつの現実」という素晴らしいSSがあるのでぜひ見ましょう)
さてその後秋子さんが回復しますが、その意味は
「現実を直視した上での努力はきっと報われますよ」といった希望的観測では?
ちなみにエピローグ・名雪の最後らへん
>俺たちは今、いくつもの奇跡の上に立っていた。
>名雪と、この街で再会できたこと…。
>名雪のことを好きでいられたこと…。
>そして…。
>秋子さんの穏やかな微笑みも…。
>名雪の暖かな笑顔も、奇跡…。
>たくさんの奇跡と偶然の積み重ねの上で…。
すべて現実的な奇跡の解釈です(現実に起こりうる)

(私の意見のまとめ)
・ファンタジーだからこそ現実性を考慮しなくてはならない。またある程度の物語の整合性も
必要である(特にKanonのような重病人や現実逃避(人の死からのがれている)している人を
書いてるならね。もちろんKanonの隅から隅まで整合性を求めているわけではありません。
また、物語世界の整合性を拒否するようなファンタジー物語があるのも事実です。)
・過去は変えられない。現実世界で変えられるのは現在、未来である。
歴史改変などはこの物語のテーマに反するものなので起こり得ない。
・生→死のプロセスは基本的に不可逆である。それを覆そうと思うなら、現実を直視した
上でそれこそ死にもの狂いの努力をしなくてはならない。
・この物語の締めはエピローグであってENDではない(謎)
つまりそれから先(未来)の事も考えてみないといけない。
(ってなんかまとめにもなってないか)

ここまで書いた以上、感想はほしいです。感想のレスくれたら嬉しいです。
(誹謗中傷以外のレスを待っています)
こういう案はまだでてきてなかったので反応が怖いです。
あとこの案で誰かSS書きません?もちろん主に名雪視点で(秋子さん視点はきついかも)。
エピローグ・名雪以降のアフターストーリーなら祐一視点でもいーが。

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例:『月と貴方に花束を(仮)』

遅い春は、もうそこまで来ていた。
暖かな日差しに幸せの予感を感じていた。

あれから、いろんな事があった。
名雪と二人でいろんな所に行くようになった。
とても幸せだった。だけど……

そんなある日の事、この街である場所を見つけた。
今まで見ようともしなかった場所だ。
今の俺ならきっと受け入れられるはずだ。

その日の晩、俺はある一つの事を秋子さんに聞く決意をした。
多分秋子さんなら知っているだろう、そんな気がした。
秋子さんはリビングにいた。ちなみに名雪はもう寝ている。
「秋子さん、聞きたい事があるんですが」
「何ですか、祐一さん」
俺の真剣な物言いに気づいてか、秋子さんはゆっくりとこちらを振り返る。
この落ち着きようはさすがだと思った。いろんな事を経験してきたものだけが
もてるある種の神秘的なものを感じた。少し怖かった。
しかし、だからといって聞かないわけにはいかなかった。とても大事な事なのだ。
俺はゆっくり、そしてはっきりと言葉を紡ぎ出す。
月宮あゆの墓はどこにあるか知っていますか?」

(続きません、あくまで例です)

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文才ないね、私って。なんかうまいこと書けないよ。
でも、エピローグ・名雪の後にどうやってあゆの死(と私は決め付けている)に
決着をつけたのか知りたいのだ。誰かSS書いてくれー。(他力本願)

最後に
こういう考察系のスレッドはいいですね。ためになるというか何というか。
まあ頑張ってください。応援しています。

謎の後書き
(おまえ長いよ。しかも結構きつい事書いてないか?)
(まあいいじゃん。こういう案は出てきてなかったし、誰かが書かないといけないだろ。
それにここまで詳しく書かないと真意が伝わらないだろ、多分)
(そうか?敵を増やしてるだけのよーな気が)
(『もしもあなたが戦士で、戦うためのみに生まれてきたのだとしたら、あなたの生きる
目的と対等の相手は敵の中にしかいない』っていうだろ。だから敵は増やしてもいーの)
(まーどーでもいーや、じゃあそろそろ終わりにしよーぜ)
(そーだな。「この物語は、痛い」)(←謎締め)



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