コーヒー煎れてチョコレート齧りながら自宅で映画を見る休日なんて幸せすぎると思った。

発売日に届いていた空の境界のDVD「矛盾螺旋」をようやく鑑賞。
このシリーズは実家に送りつけて、帰省した際に弟と一緒に見る習慣だったのだが、転勤と季節と事故のせいでそれももう難しいので、前回からこっちに取り寄せて一人で見ている。
回を重ねるごとに良くなっている。
押井アニメというか、パトレイバー劇場版的な情景と台詞で魅せていく手法は動きが少ないせいで最初こそビンボくささも感じられたけれど、最近は動かしつつ作画気合入れつつも演出として昇華されてきていてスタイルとして心地よい。なんか今回は色々と堤演出ぽい表現(時間経過の背景の群集だけが動くのとかなんかIWGPのころを思い出した)が見られたりもしたけれど、アニメと実写で演出法の影響がぐるりめぐる感じで面白くもある。
音楽も相変わらず良いし役者さんの縁起心地よいし、戦闘シーンも燃えるし、コクトウとシキのラブラビャに頬が緩みまくる。
ただ相変わらずアオサキさんや魔術がらみの言動あたりで厨くささを感じてしまうのは、原作が古いせいか俺が年をとったからか。
まぁそれも含めて、発端となる日常への乱入者がいて式がふてくされて事件戦闘なんか解決してトウコか誰か語ってほろにがだけどラブ深まりのパターンも自分内で定着した楽しみとなっていて(今回はコクトウんとこでなくシキんとこに部外者だったけど)、このクオリティでこのお約束でずーっと続けてくんないかなこのシリーズとか思ったりする。そういう寅さん的アニメ映画シリーズあってもいいんちゃうかねーみたいな。
まぁ終わったら終わったでまた適当にリピートすんだろうけど。一回見終わったらどっから見てもいいだろうしこれ。


視聴中、やたら職場から電話がかかってくるが致命的なトラブルでもないので問題なし。
…さて。夕飯食ったら職場いくかー、な休日。