匿名性とか

某掲示板で事件。
批判するなら背負うべきものを背負うべきじゃないのかという主義がもたらした暴露。
マスコミとしてそのジャンルに深く関わっている一方、そのジャンルでの出来事や人物に対し、自分の名前を出しては言えない事を「名無し」、或いは責任のない別の名前で言いたい放題することへの是非。
色々と考える。


相手を無視して無責任に一方的に行われる批判への抵抗感。
自分が傷つくリスクや責任を負っても言いたい、伝えたいという気持ち。
伝えるという行為はつまり影響を与えたいということ。
発言に名前を背負うとか、お金を落とすという行為はつまり、責任を持ちたいということだ。
リスクを負うという事で繋がりを感じたいという欲求。
世界に関わっていたいということ。
相互に影響を受け合いたいということ。


名無し同士、傷つかない距離で(だからこそ)殺傷能力の高い言葉をぶつけ合うという行為の面白さとそこへの生理的嫌悪感。


匿名で、責任を負うことから開放されないと自己表現も出来ない者もいるということ。
「名無しで責任を負わないなら、それによって何かを得られている、得ようと思ってはいけないと思う。…だから2chは有用だと思うし、嫌いではないですが、自称2chネラは嫌いです」
「それ、他では言わないほうがいいですよ…」
言うべきではなかったかもしれない言葉。
俺はあの子の拠り所の一つを否定してしまったのかもしれない。
そもそも拠ることへの是非、とか。