まどかの本音 追記

そういえばこのエントリ名なのにまどかの本音って結局なんなのか書いてなかった。いや映画で普通に言ってるじゃん、てな話ではあるのですが。
まどかの意志っていうのは、「一人ぼっちになっちゃ駄目だよ、ほむらちゃん」ていうこの台詞ですよね。皆と離ればなれになって、誰からも忘れられてしまうなんて自分は悲しくて嫌だ(ほむらと離れるのも嫌だ)、だからほむらにもそんな思いはしてほしくないし、しないで欲しい、というの。

これは、「自分のされて嫌なことは相手にもしないようにしましょう」的な考え方で、「自分がされたら嫌だと思うことは誰にも味あわせたくない」という、「やられたらやり返す」という復讐、叛逆精神の正反対の思想。

かつてのまどかは、その為ならば、その自分が耐えられないことでも受け入れるという恐ろしい自己矛盾をもってそれを成し遂げる概念となったわけですが、このまどかはそれは知らない。知らないから、さくっとほむらにその矛盾を自分で言っちゃうんですね。

自分が一番嫌なことをほむらに味あわせたくないから、自分がその嫌なことを引き受けてたまどか、という図式。

まどかも大概自分勝手ですよね。TV版からですが。
しかもその結果としてほむらに用意されているのは、まどかの考える幸せであって、その実ほむらにとって一番嫌なことを味あわせてるという。なんだこの嫌がらせは。まどかはほむをいじめているのかい!?<上条さん風に

それはね、ほむらキレるよ。やられたらやり返すよ、叛逆するよっていう。

まどかが嫌なことは全部自分で引き受けて、まどかには自分が思うまどかの幸せを与えて、その上で自分の幸せも諦めないっていう、まどかの正反対をやってやるよ、そういう倍返しを、という。