『君の名は。』についてはずっと何か書きたいなあとは思っているので

君の名は。

 公開前は、折角の全国公開で近場でもやる深海アニメなんだし、観に行かなきゃな、くらいの意識で、周囲と話題にするのも、「新海誠、天門と組んだ元ファルコムコンビのままでメジャー行って欲しかったなー」という弟の声に相づちを打ってたくらいで(同時に、世間的には元オウムの平田信と斎藤明美が出頭前に最期に借りたDVDのうちの1つが『秒速5センチメートル』てくらいの認知度ではないかという話をされたけど、それは凄くマイナーな話じゃないかと返した)、特に凄い期待みたいなものはなかった。
 後、誰か試写会を見た人が、「いずれ『シン・ゴジラ』と並べて語られる」みたいなことをTwitterで言っていて、震災関連の何かがあるのかな、という予想はしていたけれど(正直、変な先入観入っちゃって迷惑だなあと思っていた)、それくらいだ。
 公開初日、たまたま仕事で上映館のある市に午後までに行くので、午前中に市に入って仕事に行く前に観たら丁度いいな、と思って映画館に行ったのだ。

 そしたら、凄く感慨深い作品だったのであった。

 『ほしのこえ』の続きがあった。
 『秒速5センチメートル』の遮断機を越えた先に、『言の葉の庭』の未来があった。

 ああ、『ほしのこえ』のノボルは遂にミカコに追いついたのだ。そう思った。

 スタッフロールをじーんとしながら見終えた後、出口に向かって驚いた。入れ替えで次の回を待っている中高生がそこには大勢いたのだ。



…みたいな感じでエッセイのような感想文を書こうとしていたのだけれど、どうにも書けない。

いつか機会があれば続きを書きたいな、と、TV放映に合わせて書き出しだけ公開し、ツイログのリンクを貼ってお茶を濁すなど。

http://twilog.org/H926/search?word=%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%81%AF&ao=a&order=allasc