みー

2月22日がにゃーにゃにゃーなら、3月1日はみーで、どっちにしろ猫の日なのではあるまいか。

この日も札幌で迎えるのは初めてだろうか。
あの子とチャットしてた時も身体は札幌でキーボート叩いてたような気はするけど、どうだったろうか。
昼頃に舞っていて、ああ、と思わせた雪はやがて雨に変わっていた。
あの子、というのは、我々にとって勇者と言えばこの女の子のことだったのだ、というカナ坊(仮名)のことである。
彼女がオールドホームに旅立ったというのを僕が聞かされたのが3月1日のことで、その日は青森では雪が降っていたのだ。
以来、毎年のようにこの日の雪というものを意識する。

もしも『CLANNAD』が予定通りに発売されていたなら、しのぶさんやカナ坊はまだここに居ただろうか、というのは今でも考える。
フィクションは彼や彼女を救えただろうか。それとも、それを選ぶ程に思い詰めさせた現実の前にはそんなものは無力だったのだろうか。もし無力なら、それはthen-dさんの死が本人の意思や周囲の願いではどうにもならなかったのと同じようなものだと認識すればいいのだろうか。

CLANNAD』も『リトバス』も『AB!』も見ずに行ったキミよ。麻枝さんは今年は『Charlotte』っていうアニメに関わるそうですよ。